ジャパンエコトラックの伊勢・熊野のサイクリングルートを見ていた時、櫛田川に8つかかる沈下橋という紹介がありました。どういうわけか沈下橋って四万十川特有のものだと思い込んでいたので驚いたのと、それなら見に行ってみたいと宮川・香肌峡サイリングルートを走りに行くことにしました。
出発地点は道の駅奥伊勢おおだいでアクセスが便利なのと、走行距離は 69.6km で獲得標高が 904m ということで、自分の体力を考えても eBike 使って走るのにちょうどいい具合。ジャパンエコトラックも初体験ということで楽しみ。



走り始めてすぐに見えてくるのが三瀬谷ダム。ダムの建造物に巨大な「三瀬谷ダム」の文字が貼り付けてあって、ダム自体はそこまで大きくないのに妙に迫力が感じられて面白い。エメラルドグリーンの水を湛えるダムや建造物を見ると気持ちが高揚するのが不思議。


宮川に沿って県道宮川大台線走ってしばらく、宮川に別れを告げて国道422号線に入ると宮川の支流の川がとても綺麗で自転車を何度も止めて思わず見とれてしまいます。


基本は川沿いのルートではあるけれど、山の景色や里山っぽい雰囲気も楽しめる割とのんびりと走ることができるルートになっていました。ただ、目的の一つとしていた沈下橋が中々見つからないのが気になり始めていました。


心配になる中でやっと見つけたのが、この平松橋。ルートから外れ沈下橋を走ってみました。軽自動車なら何とか通れそうな幅があるのに(実際は車道にはなってないので通れない)、自転車で渡ると柵が無いためか思った以上に恐怖感を感じました。しばらくのんびりと景色を眺めていましたが、誰も通ることも無くなんとも静かな時間でした。

走りながら残りの沈下橋も探していたのですが、結局見つからずじまいでした。後から調べてみると、自分が通ったルート上には平松橋に加えて更に3つの沈下橋があったようでした。いい雰囲気のものがあるので見つけられなかったのは残念(最初から調べておけ…という気もしますが、割と行き当たりばったりで新しい発見をするのも好きだったりするんですよね)。


櫛田川上流部の香肌峡は透明度の高いエメラルドグリーンの水の流れがとても美しく、途中にあった階段状の堰提もいい感じでした。



宮前堰提からすぐの水屋神社には、とても立派な大楠がありました。大和の春日神社の行在所として祀られた由緒ある神社で、御神木でもある大楠は推定寿命が1000年を超えて、根回り約30メートルもある大木でした。

鳥居が写っている写真の真ん中に、「車馬乗入禁止」と書かれた立て看板があったのですが、ふとその裏側に「織田信長軍 vs 北畠具教軍 敵味方鎮魂祭 地球平和祈願祭」とあり、なんだろうコレと。織田氏と北畠氏は織田の伊勢攻略にあたって戦っていたので、その両軍で亡くなった方の鎮魂祭ということなんだろうかと…水屋神社にあった神社の由来などにはこれに関する表記がなかったので気になりました。

伊勢といえばお茶、櫛田川沿いの傾斜地には水はけと寒暖差がちょうど良いとのことで、茶畑が広がっていました。このあたりでは深蒸し茶が有名なようで、お土産にお茶を購入できたのも良かったです。








宮川・香肌峡のサイクリングを終えて、夕方に立ち寄ったのが皇大神宮別宮の瀧原宮。伊勢神宮の域外の別宮がいくつかある中の一つで、元伊勢と伝えられる「遙宮(とおのみや)」として崇敬を集める場所なのだとか。この日は少し遅い時間だったこともあって、誰一人として参拝者がいませんでした。厳かな雰囲気の中で参拝できたのはとても良かったのですが、背筋が少しぞくっとするような感じもあって、正直あまり長くいることができませんでした。

今回始めてジャパンエコトラックを体験してみたのですが、流石に魅力に溢れるルートが設定されているなと感じました。日本全国に設定されているようなので、また別のルートをいつか楽しんでみたいと思います。


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