10年選手のNAS、新しいモデルへの移行が簡単すぎてビックリした話

日々のつれづれ

写真が好きというのもありますが、無邪気に色々と写真を撮ってしまうところがあり、気づくと年間平均で 7000枚くらい撮っているということをもう何年も続けています。そのため、10年近く前から QNAP の NAS でお手軽な RAID1(ミラーリング)を組んでバックアップも兼ねた写真用ストレージとして使っています。 クラウドサービスがだいぶ安くなってきた最近でも膨大な量があるので NAS を併用していました。が、流石に古くなってきたので新しいモデルへ移行したいと思っていたのですが、何せ10年選手、移行の手間を考えると手が中々出せずにいました。

移行先の NAS について

NAS を購入したばかりの頃は、NAS を使って Web サーバを立てて自前のウェブページをホストするなどファイルサーバだけでない用途にも使っていましたが、ここ最近はファイルサーバのみ。なので、移行先の NAS については Buffalo や IO-DATA のもの、あるいはルーター直付けの簡易ファイルサーバーに移行するというのも選択肢に。また、一般的な NAS だと QNAP の他に人気がありそうな Synology あたりも良さそうと調べていました。

ファイルサーバのみと書いたものの、NASからクラウドストレージへの定期的なバックアップ(二重バックアップ)といったタスクも実行させていたので、簡易的すぎるものよりも一般的な NAS が良さそうと考えていました。

QNAP 同士なら HDD を換装するだけで移行完了?

そんな中で、QNAP NAS の場合は利用中の NAS の HDD を新機種に装着するだけで移行が完了するという記事を発見しました。これが本当にうまくいくなら、以下のように考えていた移行作業が劇的に簡単にかつ余分なHDDを買わずに安価に済みそうだと考えました。

【考えていた移行手順】

  1. 移行先の新しい NAS を準備し、HDD を 2台購入し RAID1 を構築
  2. 移行元の古い NAS から 1で構築した NAS へデータコピー
  3. 移行元の古い NAS の設定 (Samba の設定、それに伴うユーザアカウントの作成や権限設定、クラウドストレージへのバックアップ設定など) を、移行先の新しい NAS で設定。Samba については自分も含めた家族の PC などからのアクセス確認

【新しい移行手順】

  1. 移行元の NAS のデータのバックアップ(重要なものはすでにクラウドストレージへバックアップ済みなので実際は不要)
  2. 移行元の NAS の HDD を新しい NAS へ換装
  3. Samba の動作などの確認

RAID の設定や Samba の設定、ユーザアカウントの作成などあらゆる設定作業がいらないし、移行を確実に行うために HDD を新たに購入する必要も無く、これでうまく行くなら素晴らしすぎるんだけど。

【QNAPではじめるデータ管理術】Part.5:QNAPならHDD交換だけで手軽に上位機種に TS-220→TS-470へのアップグレードに挑戦 

自分の場合は、用途が減った一方で機種の性能があがっているということから、上記の事例のように上位機種への移行ではなく下位機種(だけど10年前の NAS よりも性能は良い)に移行したいなと思っていました。そのため少し心配ではあったのですが、以下の記事が自分のパターンとほぼ同じで多少の問題はありつつHDD換装だけで移行ができているようだったので、実行することにしました。

NASを新しいモデルに移動した話|Makoto
起 QNAPのTS-231Pを使っていた。 発売日は2016年12月でもうすぐ9年になる。 QNAPはOSサポート期間を明示してはいないがそろそろ10年も見えてきたので怪しいと判断して早々に買い替えてしまうことにした。 選定 家庭用NASキ...

古い機種も考慮に入れた非常によく考えられた移行の UX

移行元の NAS をシャットダウンし、RAID1 を構成していた2台の HDD を取り外し、移行先の NAS に装着、移行先の NAS に電源ケーブルや LANケーブルを繋いで電源ON。QNAP らしいいつものビープ音がなって起動、少なくとも RAID1 の再構築などの作業が行われるはずだから、しばし放置。

以前はプライベートLAN の中で固定IPをふって運用していて、管理画面に入ろうと該当のIPでアクセスしようとしたものの、この設定は引き継がれてはいないようで、ルーター側から新しいNASに割り振られたIP を確認してアクセスしたところ、問題なくアクセスできました(QNAP が提供する Qfinder Pro を使ってローカルネットワークを検索しても見つけられるはず)。

アクセス後の管理画面では、新しい OS においてサポートされていない古いアプリの一覧が示され対応を促されました。クラウドストレージへのバックアップに使っていたアプリもその一つでしたが、新しいアプリの使い勝手も良く、こちらは簡単に設定することができました。他のものはほとんど使っていないアプリだったので消去してしまって問題ありませんでした。

後は、DHCP で IP を取る設定を固定IPにしたり、ユーザアカウントも問題なく引き継がれていることや、Samba の設定も引き継がれていて問題なく使えるようになっていることを確認。その後は、より強固になったセキュリティや以前の機種ではアップデートが止まって使うことを躊躇っていた VPN サーバも新しくなっているなど、新しい NAS でできることを一通り確認しました。移行元が10年近く使ってきた古いものだったこともあり移行には心配もあったのですが、ざっと1時間もかからず、問題と言えるような躓きポイントもなく、拍子抜けするほど簡単に移行が完了して正直かなり驚きました。

何度も買い替えるような類の製品では無いですが、一度体験したらそのスムーズさ故に次も QNAP ってなること間違い無しの非常によく考えられたUXだと思いました、学ぶところが多いです。

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