インドの小ネタ

海外のお話

若かった頃はとにかく避けていたインド出張。結局前々職では何度か機会がありながら一度もいかず、前職では立場上断れる状況になく初めてのインドはチェンナイ。悠久の歴史を感じさせる場所に連れて行ってもらい、人々のおおらかさにも触れたことで、想像を超えるカオスやパーソナルスペース0みたいな人の近さに辟易としつつも、なぜか好きになってしまったインド。

だけど、自分に取っては相変わらず知らないことが多く毎回「えっ」と思うこと含めて色々と気づきが多い。今回の出張で知った小ネタを自分の備忘録のためにも書いておきます。

モビリティにおけるエネルギーミックス

仕事柄 EV化については何かと話には出てくるし、実際インドではかなりのスピードで EV化が進んでいることは感じられます。バイクなどの2輪では OLA や Ather と行ったブランドのディーラーがちょくちょく見られるし、デリー近郊でもボロボロのバイクやスクーターが多い中で、少ないながら大きなディスプレイを持ったこれらの2輪を見ると違和感もすごくて変化の兆しを感じます。また、最近は電動車両を使った配車サービスをやっている 白地に青いデザインを配した BluSmart の車両を良く見かけるようになった気がしますし、同じく青くて他のバスとは比べ物にならないくらい綺麗な電動のバスも街なかを走っています。

一方で、ホテルに配車してもらったタクシーのフロントガラスを見ると「CNG」と書かれたマークが付いている車や、同じく CNG と書かれたガソリンスタンドらしきものも見かけます。CNG は圧縮天然ガスのことで、インドでは定番の黄色と緑のオートリキシャや街なかを走る多くの車も CNG 車になっています。今回教えてもらったのは、ナンバープレートの色でそれを見分けられること。青が電動車、黄色が CNG 車、白がガソリン車とのこと。ちなみに、つい先日ニュースで CNG のバイクの話が出ていましたが、バイクはほとんどがガソリン車で電動が少しずつ増えてきているというくらいの印象。

インドではいまだ停電も多いなど、電力インフラは脆弱な印象もあるなかでカーボンニュートラルに向けては引き続きエネルギーミックスがとても重要な様子。CNG については、インドにものすごい数がいる牛のフンから CNG の主成分となるメタンを取り出すという話も実際にあって、CNG に変わる天然由来のバイオガスとして、エネルギーミックスに加わってくるなんて日もあるのかもしれません。

仕草や言葉

仕草では、私も最初なれなかったのが、インドの方の同意の仕草。こちらを向いたまま首を斜めにかしげるような感じで首を軽く振るような感じなので、正直なにか不満があるのかなとか同意しきれない何かがあるのかなと思ったりしますが、実際はこれで OK な様子。ただ、困るのは多分なのですが同意できない場合も同じように首を振ったりすることがあることです。まぁ、そういう場合は会話の中で同意できないことを伝えてきたり表情でそれを感じ取れるのですが、言葉をかわさない状態だと判断に困るようなことが多くある気がします。

インド人同士で会話をしているときだけでなく、こちらと会話をしているときにも割と頻繁に「アッチャ」「アッチャー」という言葉を聞きます。これは OK とか「いいね」いうことのようです。食事で美味しかった?みたいに聞かれたときに「アッチャー」とか言うと良いよとのことですが、日本でそれやったら逆の意味になりかねないよ(なにか失敗をやらかしたときに使うスラングみたいなもんだよ)と話したら笑ってました。あと、今回インドに赴任していた方から教えてもらったのは「トラトラ」という言葉。これは「少しね」みたいなニュアンスを持った言葉のようで、割といろんなところで使えるようだし、その言葉を使うこと自体でヒンディー語がちょっとわかるみたいなニュアンスが伝わって良いよとのこと。

監視やチェック

デリーの空港に着陸する際に、空港上空も空港内も撮影禁止だよというアナウンスがある(まぁ、軍事上そりゃそうだよねと言うのはあるけど)ことから始まる監視の目。鉄道の駅とかも基本は撮影禁止なのだとか。さらに、ホテルに入る時はホテルのゲートで必ず停められて、車のトランクを開けられて、車体の下も鏡のようなものでチェックしています。さらに、ホテルの入口には係員がいて空港と同様の荷物や身体のチェックをしています。

と書くと、めちゃくちゃ厳しいと思われるかもしれませんが、これがどうもめちゃくちゃ雑で、車のトランクを開けたところで荷物をチェックする気配もなく、大抵開けた途端にすぐしめているし、身体チェックでビーッとなっても(携帯やベルトのせいで実際良く鳴る)、その後の係員のチェックは機器を使ってチェックするけど、そこで改めてビーッとなっても何もしないので、これまたザル。正直形式上の検査でしか無いように見える。仕事を作るためにやっているように見えるし、もしかするとザルかもしれないけど、それでも抑止力には繋がっているのかもしれないし謎。

日本食は食べられる?

食べられますが、まだ選択肢は少なそうですし、海外で良くある「なんかちょっと違うけど…」というレベルのもの以外を見つけるのは大変そうというのが今の状況なのかなと思っています。

出張時、朝食はまだちょっと怖くて生野菜や果物を避けたりするので、基本はグリルした野菜やソーセージやハムなどを中心に食べてる感じ。夕飯は仕事仲間と外に出る時は大抵カレーでホテルのブッフェもカレー中心、これらはとても美味しいので大抵食べすぎてしまって、油とスパイスでお腹がゴロゴロしがち。お昼ご飯は会社の社食で食べるという選択肢も多分あるのだとは思いますが、赴任者の方々と一緒に出張者も和食のお弁当をいただくことができるので、なかなか手厚いサポートだなと。

今回は赴任者のお一人に街に出て YouMee というアジアンレストランに連れて行っていただきました。日本食含めて様々なアジア料理をいただけるお店で、見ての通りあちこちに漫画が。若いお客さんが多く少しずつ日本の文化が入り込んでいるのかなと感じました。

ちなみに「すき家」もありました。当たり前ですが、牛は神聖なものなので牛丼はなく、豚は汚いとされているのでやはり食べないので、鶏を使った丼だけがメニューにあるのがとても不思議な感じ。

女性はバスが無料?

オフィスから空港へと向かう際に使ったタクシーの運転手さん、話が大好きなようで、さらに妙に色々と詳しい。インドの各都市の人口や道中にある寺院やモニュメントの説明などを色々としてくれる。聞くとガイドさんをやっているとのこと。彼の話の中で思わず「えっ」となったのが、女性はバスが無料だよということ。

バスは距離によって値段は違うけれど、大抵 5-20ルピー(今は 1ルピー 1.7円程度)で乗れるよということなので、日本人の感覚からするとかなり安い。けれど男女格差の大きいインドでは(まぁ、日本もそういうとこありそうだけど…)バスを乗り継いで仕事に行くと、給与の多くが交通費で消えてしまうということも多いのだそうで、その是正のためのシステムがデリーなど一部の都市で入っているのだとか、なかなかに複雑な事情。一方で、バスの様子を見ていると、ほとんどの人がギュウギュウ詰めのバスにバスが動いている状態でも乗ったり降りたりをしていて、本当に料金払ってるのか?とも

ムガル帝国はモンゴル人の帝国

もう一つ、タクシーの運転手さんが何気なく話してくれた中で、今までなぜそれを知らなかったのだろうと自分でびっくりしたのが、ムガル帝国がモンゴル人の帝国であるという話。「ムガル」はペルシャ語で「モンゴル人」という意味らしいです。

激甘なデザート…

インドのお菓子が全般的にやたらと甘いことは多分よく知られていること。その中でも強烈なのがグラムジャムン、丸いドーナツのシロップ漬けみたいなデザート。食べたことはあるのですが、今回初めて、グラブジャムンは普通アツアツにして出すデザートだって知りました。

そして、今回もう一つ初めて食べたのがラズグッラとかいう真っ白なデザート。フォークで切ろうとすると中からじわりとシロップらしきものが出てきて、ほんの小さく切ったかけらを口に含むと脳天に響くような強烈な甘さ、でもどこかで食べたことがあるような味…うーん、子どもの頃に綿あめをぎゅうぎゅうにして食べたやつがこんな味がした気がする。ただ、味以上に驚いたのはその原料。これは「ミルクとチーズから作られてるんだよ」と…えっ、どちらかというとちょっとお米の粒の食感を残したような餅のようなもの(少なくとも植物性のなにか…)かと思ったけど。カレーで出てくる豆腐のような食感を持つチーズの「パニール」みたいなやつをシロップ漬けにしたような感じなのかも。甘すぎて、1/4 も食べれなかった 笑

食事の時間

空港に行くために 14時頃に1F に降りていくと、ビルの社食に続々と人が入っていくのが見える。インドでは昼食が大抵 14時頃から始まるくらいでかなり遅く、多分夜も遅いはずで、我々が外に出て食事を始める 19時頃はまだ人はまばらで(そもそも 19時からやっとレストランの多くがオープンする)、レストランでは 20時から混み始めるような印象。どうも生活のペースがちょっと日本とは違う感じがするのも面白いところ。

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