インドに来て真っ先に思うのは、とにかく人が見えない場所が全く無いこと。というか、外であろうがオフィスであろうが常にどこに行っても人が溢れている、変な話トイレだってエレベーターだって、人を見ないという空間にいたことはホテルの部屋以外無い。
写真好き
インドの人たちは、とにかく写真を撮るのが好き。インドには前職含めて何度か来ているけど、会社に行くたびになぜか会社の前で集合写真を撮られるし、打ち合わせ中に写真を撮られることもしばしば。そして、撮った写真は気づくと普通にシェアされてたりする。
写真を撮る時に派手なポーズはせず(せいぜいしても👍️くらい)、割と綺麗に整列して皆がカメラの方を向いている写真を撮るのが好きな印象。
そして、今回観光地でガイドを頼んだのだけれど、ガイドたちも撮ってくれとお願いをしていないし、本当はもっとゆっくりじっくり見たいのに、「こっちおいでよ携帯渡してよ、写真撮るから」みたいなノリで連れ回される。そして、一緒に行った同僚と写真を撮ったら今度は「シングルで!」と言われて一人の写真を撮りまくる。それも、同じ構図の同じポーズの写真を何枚も撮られるw
さらに面白いのは、そうして撮ってもらった写真を見てみると、その中になぜか自分以外にもカメラを向いている人たちがちらほら。それどころか、どういうわけか自分と同僚の間に普通に立ってこっちを見てる人とか…誰だよこれ。
折れない・諦めない(ガイドの話)

インドの有名観光地には、国のライセンスを受けたガイドがいて自分のような外国人を見ると寄ってきてガイドを受けるよと交渉が始まるのだけれど、同僚とガイドが言い合ってる様を見ていると、とてもじゃないけど自分が交渉したら勝てる気がしない。言葉がわからないので、なんとも言えないところはあるけれど、しつこくかなりの剣幕でまくしたてて、断っても断ってもつきまとってガイドとして雇われるまで決して諦めない感じ。多分、外国人へのガイド料が圧倒的に高いのだろうけど(実際入場料もぜんぜん違う)、それにしてもまぁ凄い。傍目から見てると交渉というよりも喧嘩に見えるくらい。
そんなだから、同僚が「交渉成立、彼がガイドだよ」と言ってくれても、こちらからすると本当にこの人大丈夫なの?みたいな感じに。あんなの体験したら「ガイドはしつこいので断ったほうが良い」とか印象付けちゃいそうで大丈夫かなと思ったりするのだけれど、ガイドそのものは結構楽しくって、ガイドブックに乗っていないようなことも色々と教えてくれたりも。
一方でファテープル・シークリーで雇ったガイドはかなりチャッカリしてて、お土産は買わないよと言ってるのに「見るだけ、一分だけ」みたいな感じで何度断っても強引にお土産屋に連れて行かれ、お土産屋の方は色々と見せてくるので、悪いけど見るだけと言われてお土産は買わないよと伝えると、ガイドが「この中だったらどれが良い?君の同僚が価格交渉してくれるから」と勝手なことを。挙げ句の果てに、ガイドが終わった後に同僚が「2人分のチップね」と渡したお金を受け取った後、「俺のガイドは再興だったでしょ、チップ頂戴」とか言い出す始末。このあたりの図々しさは、ホントもう笑うしか無いけど、そういう変なガイドいたなぁというネタにはなりそう。
カオスに見える道でも人々は絶妙な秩序を保っている?
デリー近郊はそれなりに道が整理されてきている場所があるとはいえ、まだ多くでは車・バイク・オートリキシャ・人が入り混じり、時には逆走しているような車があったり、ふと気づくと牛がいたりみたいな状況はあちこちで。
こんな中で、クラクションをガンガン鳴らして互いにぶつかるかどうかギリギリの状態で走る車や、そんな中を人が横切っていったりしている様を見ていると、よくもまぁ事故が無いなとか、クラクションあれだけ鳴らして高圧的に感じないのかなと思ったりもするけど、よく見ると道で怒っている人って全然見ない。話を聞いてみると、クラクションはあくまで自分が後ろにいるよということを知らせるためのものであって、日本みたいに「どけろ、危険!」みたいな感じではあまり使われていないみたいだし、あんな道をどうやって渡っているのかと聞けば、ゆっくり歩けば車が避けてくれるから大丈夫!みたいなおおらかさ。
自己中心的に動いているように見えて、正直ハラハラする交通事情だけど、よくよく観察して人から話を聞いていると、案外互いを思いやってるようにも聞こえる。交通ルールなんてものは無いような環境で絶妙な秩序が保たれているみたいで不思議なんだけど、それを可能にしているのもインドの人々のおおらかさみたいなところかもしれなくてとても興味深い。


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