南アルプス光岳への登山口の一つ、易老渡がどこにあるのかと地図で調べていた時に偶然見つけたのが下栗の里。調べてみると日本のチロルと表現される絶景地で、山の斜面に張り付くように小さな里があるその様子に、いつか行ってみたいと思っていました。先日のサイクリングで eBike を車に載せられることがわかったので、まだ雪に覆われる南アルプスの絶景と一緒に楽しもうと道の駅遠山郷から登ってみることにしました。

浜松から道の駅遠山郷へは、いくつかの道がありその一つが国道152号線。この道は静岡から長野の県境に青崩峠という峠があって、ここを貫くトンネル工事は40年間以上前に事業化したものの脆弱な地盤に阻まれて一時停止していた場所。で、そこが通れないので道は細い山道に入り兵越峠という場所を越えて長野側に抜けるのですがこの道がまさに「酷道」。以前この道を通ってどういう場所かわかっていたにも関わらず、あまり考えずにナビを設定してこの道に突入してしまったのが問題でした。静岡側から兵越峠へ至るまではまだ良かったものの、峠から長野側への下り道にまだ所々に雪が残っていて、スタッドレスを履いてなかったので、かなり慎重にノロノロ運転で何とか降りてきました。時間がたっぷりあったので良かったものの、かなり緊張を強いられました。

この青崩峠のトンネル、この3月に実は完成したというニュースがあったのです。そう、今後はこんな苦労をして静岡側から長野側に抜けたり、相応の遠回りをする必要がなくなるので、観光や物流にとってもかなりメリットが大きいはず。ただ、道路全体の完成にはまだ時間がかかるみたいで、自分がメリットに預かれるかは微妙なのかも。



道の駅遠山郷から下栗の里までは、12キロ強で 600メートルほどの上り。その約半分は 152号線に沿って緩やかに高度を上げた後、この写真の1枚目の分岐点からは、一気に登っていく感じで中々に大変。自分は eBike だから良いようなものの、ここを普通にロードバイクで上っていく人がいるみたいだから本当にすごい。

道はそこそこ狭い山道なので、こういう場所は車で来るよりも自転車だと気楽で良いなという気持ちにはなります。


Google Map のナビで下栗の里までやっと到着。南アルプスの上河内岳や兎岳が美しく見えていい感じなのですが、自分が見たい下栗の里の全景が見られそうな気配がありません…当たり前といえば当たり前ですが、下栗の里の中にいては下栗の里の全景を見ることができるはずは無く、まず近くに見つけた下栗の里展望台まで来てみたのですが、下栗の里のすぐそばにあるこの展望台からは全景が見える気配はありません…
で、Google Map でこの近くを探って見つけたのが「おおぎびら展望台」、あげられている写真を見ても間違いなさそう。ここを目的地にルート探索すると、どうやら南アルプスエコーラインの途中から展望台に行けそうな雰囲気ということで、さらに登っていきます。

来たことが無いのに見覚えがあるような道だなと思っていたら、以前行ったことがあるしらびそ高原へと抜けることができる道でした。ここはまだ冬季閉鎖中で通ることができません。で、南アルプスエコーラインに入り目的地付近に到着できたのですが、展望台に至るそれらしき道や案内が全くありません…おかしい。

どうやら、展望台の名前が違っていたことや、下栗の里という表記が無かったこともあって、この入口をよく見ずに見落としたっぽいです。下栗の里のビューポイントまでは遊歩道になっているようで、そもそも下栗の里展望台の駐車場から 1キロほど歩いていくことが想定されていたようで、自転車だったこともあって、あっさりと通り過ぎてしまったようです 苦笑。


かなり狭い遊歩道ではありますが、しっかりと作られていて 10-15分ほど歩くと、天空の里ビューポイントに到着しました。山にはまだ雪が残るような時期でもあったためか、この日は誰もいませんでした。

この展望台から見える下栗の里の全景は本当に素晴らしくて、苦労して来たかいがありました。強いて言うなら、この角度だと雪をかぶった南アルプスの3000メートル級の山々を同時に見ることができないのが残念というのはちょっと思ったけど、大満足です。



おおぎびら展望台から下栗の里展望台まで降りてくると、雲が晴れて上河内岳や兎岳が神々しいその姿を見せてくれていました。南アルプスはいつか縦走してみたいですが、雪が無かったとしても中々ハードル高そう。



こういう場所の無人販売所って美味しそうなものが色々と売ってて、思わず立ち止まってしまいます。切り干し大根じゃなく、「大根干し」というのがかなり気になったのですが、それ以上にちょうど黒豆食べたいなと思っていたので、黒豆だけ仕入れました笑。



行きとは違うルートで降りてきましたが、景色が素晴らしくて最高でした。ただ道はすごく狭くて、住民の方がどうやって移動しているのかかなり気になりました。











道の駅遠山郷から下栗の里に至る途中に、以前ここを通ったときにもすごく気になっていたのが、木造校舎があるのでぜひ寄って行ってね的な圧がすごい手書きの看板でした。車だとあっという間に通り過ぎちゃうこともあって、気にはしていたものの立ち寄ったことが無かったのですが、自転車だったので道の駅への帰り道に立ち寄ってみました。
旧木沢小学校は有志の方々が、この地区の歴史や風習、また当時の小学校の様子をそのまま残す努力をされているようで、雑然としながらもすごく賑やかな雰囲気もあって、とても楽しめました。道沿いの看板が怪しい感じで逆にもったいないのではと思ってしまいました 笑。
下栗の里も旧木沢小学校も本当に楽しめました、オススメです。


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