ガトーショコラの浅間山を眺める黒斑山・蛇骨岳登山

登山・ハイキング

雪山のシーズンになりました。固く踏みしめられた雪をアイゼンでザクザクと進む音、凛と張り詰めた空気感、そして何より真っ白に輝く美しい山々。上級者で無くてもそれらを楽しめる場所で東京からささっと行けるとなると限られるわけですが、これらに加えて木々の無い黒い山肌に雪がうっすらと積もることでまるで粉砂糖をふりかけたガトーショコラのようだという浅間山を展望できる黒斑山登山に行ってきました。

この日は東京から新幹線で佐久平駅まで行き、そこからレンタカーを借りて車坂峠まで。ガトーショコラの浅間山を見る登山はやはり人気のようで、始発の新幹線を使っての移動とは言え、車坂峠のビジターセンター駐車場は満車。ちょっと先に停めて登山口まで歩きます。浅間山の噴火警戒レベルが 2なので、前掛山に近づくことはできないため、槍ヶ鞘、トーミの頭、黒斑山への往復が基本です。

登山口の車坂峠で、既にこの雪。この登山は急登があまり無く比較的まだ気温も低かったので、チェーンスパイクで十分と考えて来ましたが、下りで雪が緩むとアイゼンがあったほうが良いくらいの量かも。とはいえ、朝の早い時間はしっかり踏み固められているし、ザクザクと気持ちの良い感じで進んでいけます。

登山口が既に 2000メートルくらいあるので、登山して割とすぐに視界がひらけて絶景が広がります。冬の澄んだ空気の中で富士山や美しいアルプスの山々が見えます。

振り返るとこんな絶景が広がっていたりするので、足が全然進みません。帰り道はピストンでは無く森の中を散策しながら帰る道でもあるし、朝早い時間の澄んだ空気感だからこそ見える景色でもあるので、十分堪能したいんですよね。

歩き始めて 1時間、進行方向目の前にドンっと現れる浅間山。これは確かに「ガトーショコラ」っぽい。この少し先にあると思われる槍ヶ鞘からの歓声も聞こえてきます。

この登山道で、最初に浅間山の全景を見ることができる場所が槍ヶ鞘。そして、その槍ヶ鞘からは不思議な形をした奇岩「ロウソク岩」が見えます。最初遠目に見た時は、何か変な人工物があるなと思っていました。その後はなんとなく筒状に見えるその様子から、この岩があるから「槍ヶ鞘」というのかと思っていたのですが、そうではなく「ロウソク岩」だというのを後から知りました。

ここから黒斑山、そしてその先の蛇骨岳に至る道は右手に浅間山を見ながらの絶景の稜線歩き。特徴的な浅間山の絶景はもちろんですが、この写真のような素晴らしい山並みも見ることができます。

登山口からちょうど2時間で黒斑山の山頂につきました。山頂からの眺めとしてはトーミの頭のほうが全体が見渡せる印象ではありますが、見る角度が少し違うことで雰囲気も変わってきます。それにしても、山頂から流れるような筋が綺麗について、まさに粉砂糖をふりかけたような見た目は唯一無二と言っても良さそうな風景です。

もともとは黒斑山で引き返す予定にしていたのですが、思ったよりも早く黒斑山に到着していたので、少し先まで足を伸ばすことにしました。山頂で話をした人からは、この先の蛇骨岳からの景色も素晴らしいということだったので。

黒斑山から約30分で蛇骨岳に到着。ここは360度開ける感じになり、強烈な風が吹いていました。ゴツゴツした岩山といった雰囲気があって、これまで通ってきたピークとは雰囲気がだいぶ異なります。蛇骨岳から眺めたこの日の浅間山は襞のある白い美しいベールを被ったようにも見えました。

帰り道、随分と大きなレンズで何かを撮影しようとしている人がいて、周りの人がその人を邪魔しないようにレンズの向いている先を見ていたのですが、カモシカがいました。少し待ってみたのですが、全然こっちを見てくれませんでした 苦笑。

行きと同じ絶景コースを歩くのも良かったのですが、やっぱり知らないところを歩きたいなということで、森の中に入っていくルートへ。こちらのルートはアップダウンが無く、基本は下りのみの雪の中の気持ち良いスノートレッキングという感じでした。

絶景を楽しみながら、4時間強で車坂峠まで戻ってきました。厳冬期ではなく、一方で雪解けでグズグズになる前のこの時期であれば、雪山初心者でもしっかりと準備をしていけば問題なく登山を楽しめるルートだと思いました。そのお手軽さにも関わらず、素晴らしい絶景が楽しめて本当に最高の山行になりました。

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