週末の日帰り登山、東京からでも何とか行けそうと考えたのが安達太良山。ただ、ちょっと心配だったのが天気。てんくらによると、午後から登山指数が強い風のせいで悪くなってる一方で、麓の天気は晴れ。悩ましいところだけど酷いようなら撤退と決めて出発。


安達太良山の登山道はこの地図のように周遊が可能になっています。最初に考えたのが夏季も運転しているスキー場のゴンドラ「あだたらエクスプレス」で山頂駅まで行って、安達太良山山頂に向かい、その後くろがね小屋で温泉に入って、勢至平を経由して下山するというものでした。ただ、それだと登山らしく無いなというのと、ゴンドラの運転開始時間が思ったよりも遅いので、それとは逆向きのルートで周回し、ゴンドラに乗るかどうかはその時の疲れや天候次第でということにしました。


登山道入り口には熊注意の看板、特に朝早い時間でもあり人も少ないので、ちょっと緊張します。これまでの登山では幸い熊に遭遇したことは無いけれど、以前荒島岳の登山時に突然目の前をイノシシが横切ったことがあったので、やはり注意は必要…


勢至平までは、直線的に高度を稼いでいく登山道(旧道)と車も通ることができる馬車道が並走しているのですが、登山道の方は泥濘も多くて歩きづらかったので、この日は距離は長いけれど整備されて歩きやすい馬車道の方で楽をさせてもらいました。


道は整備されているものの割と単調な登りを続けると、平坦な場所に出て初めて視界が開けてきます。一部紅葉をしている木もあって景色もいい感じ。ただ、上の方はだいぶ雲に覆われていて、この先の天気が少し心配。

勢至平の平坦な道を暫く歩くと、あたりに硫黄の香りが漂い始めます。楽しみにしていた、くろがね小屋と思われる場所も見えてきて、温泉が楽しみです。


評価も良さそうでとても楽しみにしていた くろがね小屋の温泉…2023年に老朽化のために閉館して現在も建て替え工事中でした…なんで見落としたんだろう。そして、そのくろがね小屋のすぐそばにあった看板には「岳温泉」の文字。登山口に向かう麓で岳温泉街を見かけたけど、その源泉がこの辺りということのようなので、下山後に立ち寄ってみたいなと。


くろがね小屋をすぎると、また本格的な登りに。このあたりからは低木しか無く振り返るといい感じに景色が広がります。一方で、目の前はだいぶ雲で覆われてかなり怪しい感じに。



蜂の辻のあたりでは、下から吹き上げてくる猛烈な風と靄で視界が効かず一気に寒くなり、動きづらい状態に。引き上げるべきか悩むくらいの状態にもなったのですが、少し待っていると視界も開けて穏やかな感じに。



安達太良山山頂に到着、先程までの猛烈な風が嘘みたいな状態。というかロープウェイ側から軽装で上ってきている人たちの様子を見る限り、どうやら猛烈な風が吹き荒れていたのは蜂の辻あたりだけだったのかも。山頂ははしごを登り、ちょっとした岩を登る必要があるので、そこまで登る人もいれば、その下に設置された山頂標識で記念撮影をしている人もいました。こちらは風も無く、穏やかな日差しがあり、お腹も空いたのでおにぎりやお菓子を食べてのんびりと眼前に広がる雄大な景色を楽しみました。

くろがね小屋経由での登山道にはほとんど人がいなかったこともあり、山頂についた時にかなり多くの方で賑わっていたのに正直ビックリしました。どうやら多くの方がロープウェイを使って山頂までの登山を楽しむというのが一般的なようです。


早朝から登山していたこともあって、山頂からの下山時には運転を開始したロープウェイを使って山頂に登ってくる多くの人たちとすれ違うのに一苦労…むしろ登りよりも下りで疲れてしまいました。ロープウェイ山頂駅の近くには薬師岳山頂があって、ここからも中々良い眺めが楽しめます。



結局、あまりの人の多さに疲れてしまって、帰りはロープウェイを使って下山することを選びました。標高差400メートルもあっという間なので、確かにこれで楽に山頂までの登山を楽しめるのは良いなと思います。

くろがね小屋で「岳温泉」の看板を見ていたこともあって、そこまで降りようかと思ったのですが、ロープウェイを降りてすぐの場所にもなかなか良さそうな奥岳の湯という日帰り温泉施設があってので、ここでのんびり疲れを癒やしました。仄かな硫黄の香りが漂う温泉で、露天からの景色が抜群で中々いい温泉でした。


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