大台ケ原山をハイキング

登山・ハイキング

梅雨入りする前に…

登山をしている人にとって、梅雨入りしてしまう前に山登っておきたいなと言うのはわりと共通の思いなんじゃないかな。ご多分に漏れず、3週連続の登山になるのだけれど、どこか行けるとこ無いかなと漠然と地図と天気予報アプリをにらめっこすることしばらく、奈良と三重にまたがる百名山の大台ケ原山が気になりました。

この山、黒潮の湿気をたくさん含んだ南東気流がこの山の急勾配の地形にぶつかることで、日本でも屈指の豪雨の山と言われている場所。でも、この日はわりとどの天気予報で見ても少なくとも午前中はしっかり晴れそうということで。

心配は雨だけではなく、登山口の大台ケ原駐車場までのアクセス。Google Map で浜松からのルート検索をかけると 5時間から6時間…三重の亀山までは高速があるけどその後は下道で、特に大台ケ原ドライブウェイは結構な山道な予感。でも、せっかくなので、いざ朝 1:30 に出発 笑

登山というよりはハイキング

入山に許可が必要な西大台ケ原も含めてがっつり10時間近く歩くのもありかなと思ったものの、往復の車の時間も考えると現実的ではないので、今回は大台ケ原駐車場 → 日出ヶ岳(大台ケ原山主峰) → 正木ヶ原 → 大蛇嵓 → シオカラ谷 → 大台ケ原駐車場 の上り下りも比較的少ない周遊コース。

大台ケ原駐車場 ~ 日出ヶ岳

大台ケ原駐車場までは 5時間ちょっと、車の外に出るとひんやりした空気が気持ちが良い。気温は 12度で、うぐいすをはじめ色々な鳥が鳴いている。野鳥の観察や撮影に来ていると思われる人もちらほら。登山道はとても良く整備されてて、笹が多くて木々がまばらな感じな場所なので、適度に日差しが入ってきてとても気持ちが良い。

山頂の掲示を見ると、このあたりは1年間の平均で 4800ミリもの降水量があり、台風シーズンは 1日に1000ミリ以上の雨が降ったという記録もあり、日本屈指の豪雨の山であることが書いてありました。実際天気予報では晴れとは書いてあったけど、熊野灘の方向含めた海側からはどんどんと雲が湧いている感じで、今日の天気ですらちょっと怪しい。実際、晴れていると富士山や南アルプスの山々まで眺めることができると書いてあったけど、今日はそちらの展望は残念ながらナシ。

道中で休憩していた時に、「植物に詳しい?この山にはこのちょっと変わったカエデみたいのがたくさんあるよね?」と突然おじさんが尋ねてきたのは、自分も道中ちょっと気になっていた、ちょっと普通のカエデとは様子が違って葉っぱの切れ目が浅いこの植物。後で調べたら「オオイタヤメイゲツ」というのがそれに近そうだけど、どうなんだろ。

日出ヶ岳 ~ 正木ヶ原 ~ 牛石ケ原

笹の原っぱの中を木道で行く気持ちの良い道。このあたりの木々は、どういうわけか一定の高さで綺麗に刈り取られたようになっていて気になっていたら、これも説明があって鹿の食害なのだとか。そもそも、この山は昔はかなり鬱蒼とした森だったのに、数十年ほどで鹿の食害でこの姿になったのだとか。

北海道のトドワラのような景観が、こんな山の中に突然と姿を表すので驚くし、実際美しいなと思うのだけれど、これが鹿の食害の果て姿だと説明されるとなかなか複雑。本来多くの雨が降って鬱蒼とした木々と苔が育つ森だったという姿が数十年前にここにあったと説明されても、本当にピンとは来ない。

正木峠から正木ヶ原に降りていくあたりは、ずっとこんな感じの風景が続きかなり不思議な感じ。このあたりで、ガスが出たり雲も結構多くなってきて、もしかして降るかも…みたいな天気に。

神武天皇が東征の際に、ここ大台ケ原を通りがかり一休みしたという話があって、作られたものだとか。しかし唐突感が凄い。

大蛇嵓

牛石ケ原からしばらく、大蛇嵓への分岐を左折してしばらく歩くと、突然右手側に断崖絶壁が。その下からはガスが吹き上げてきて、なかなか凄い迫力(写真じゃ伝わらないよな…)

大蛇嵓は高所が苦手な人だとちょっと近づけないような雰囲気を持った岩場。実際グループで来ていた人たちの中にも、先端まで進めない人がちらほら。最初はガスがかかって真っ白で何も見えなかったけれど、時々写真くらいの切れ目がでて、少し雰囲気は感じられるものの残念ながら自分がいた 15分前後では残念ながら晴れてはくれなかった、残念。

シオカラ谷の吊り橋

大蛇嵓からはしばしの下り、沢の音が聞こえてきてしばらくすると眼の前に吊り橋が。この吊り橋の脇から沢に降りることが出来るので、降りてみると沢の水はとても綺麗で水はとても冷たい。後から子どもたちが反対側のルートから降りてきて遊んでたけど、気持ちよさそう。

流れが緩やかな場所には、小さなオタマジャクシのようなものがたくさん、なんだろうこれは…

吊り橋を渡ってしばらくは結構な直登。とはいえ、登山道はしっかりと整備されていて階段が整備されているので、登山というよりはハイキングのような感じ。そんな感じで気持ちよくブナの林を抜けると駐車場へ到着。天気が崩れることもなく、なかなか気持ちが良い登山を楽しめました。

柿の葉寿司で〆

ここまで上がってくる時に数店柿の葉寿司を扱うお店がある表示を見つけてたので、帰り道に立ち寄ろうかと思っていたのですが、大台ケ原駐車場にはここ上北山村のお土産屋さんがあって、そこで買うことが出来たのでちょっと早めの昼食を。マスとサバの両方入っているのがあればというのもあったのですが、登山後の適度な疲れの後でいただいたサバの柿の葉寿司は絶品でした。

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